MH Device MH-Delta
概要
私はこれまでLogicoolから発売されていた『G13』という左手デバイスを使用していました。
この左手デバイス、10年以上前にフォロワーから譲り受けてからずっと使用していたもので、23キーにスティック付で発光まで備えているというまさにゲーミングデバイスという機器でした。
しかし、10年以上使っているだけあってにガタが来てしまったのも事実。
キーの押しに異常は見られないとはいえ、パームレストが擦り減っていたり上部の液晶表示も稀に表示がおかしくなったり下部のロゴの刻印も剥げていたりしているうえに、
さすがにこれはいつ故障するかわからない状態。
とはいえ、家電も洗濯機とパソコンを除いて引っ越し後に購入したものが未だに現役な訳ですが。
ゲーミングモニターと左手デバイス、どちらを買い替えるか天秤にかけた結果、モニターの方は後の処分が大変なので後から買い替えても遅くないという結論に至ったうえ、2月28日~3月4日までAmazonでスマイル新生活セールが開催中の時期とちょうどよかった為、左手デバイスを買い替えることになりました。
ちなみに、キーボードがテンキーレスということでテンキーを左手デバイスとして使用する案もありましたが、やっぱりスティックやホイールがなければということで却下。
いろいろ品定めした結果、MH Deviceから発売されている『MH-Delta』という機器に決定しました👍
この左手デバイス、デザインがG13と似ているので移行しやすそうだったのと、価格にしてはかなり高性能であることから、決定にそこまで時間はかかりませんでした。
果たして、今回購入した機器がいかにすごいか、次項で見ていくことにしましょう👀
紹介
まずはパッケージから。サイズとしてはそこまで大きくない感じでした。
左側にデバイスの画像と内訳、右側には基盤のデザインが施されています。
今回購入したのはAll-BlackのStandard。
キーとスティック含めて全て黒で、いかにもG13と同じカラーとなります。
Blackは20個のキー2つの十字キーとホイールが白、Whiteはスティックとオプションスイッチ以外が白のカラーです。
キーが白だと汚れと黄ばみが目立っちゃうのですよね😅
なお、この手のデバイスにしては珍しく、左利き用のも発売されており、Flipがそれにあたります。
裏面は住所とメールアドレスと通販サイトのページが記載とシンプル。よく見ると神戸で発売されていて親近感を感じさせます。
・デバイス本体
・USB Type-Cケーブル
・クイックスタートガイド
これまでの小型家電と同様に実にシンプルな内容。
ガイドもポストカードサイズでまとめられているのもポイント。
USBケーブルは差込口が紫色と、極めて珍しい色をしていました。
これまで白→青→オレンジと見ていきましたが、調べたところ紫色は伝送率がかなり優れているとのこと。
とはいえ、オレンジと紫は使用されている機器が限られているのが現状なのでそこまで気にする必要はなさそうですけどね。
まずは上面から。
All Blackを購入したのでとにかく真っ黒です。
キーが20個、キーの右側にオプションスイッチと十字キーとホイール、パームレスト右側にはスティックと十字キーとオプションスイッチが3つ。
パームレストは外装と同じくプラ製でした。
以前購入したHyperX製ゲーミングキーボードと同様にメンテナンスが容易な設計なのが嬉しいところです。
真ん中から3列のキーはやや上に配置されている点に注目。
スティックはゲームのコントローラーに使用されているのと同様に大きめのデザイン。
十字キーは上下左右にスイッチがある他にプッシュにも対応。
ホイールに中ボタンといったスイッチは、ありませんでした😉
しかも、ホットスワップ対応キーなので好みの軸に交換することも可能です。
絵描きではそこまで使わないですが、ゲームとなるといろいろと応用ができそうですね。
実際に手に乗せてみた
しっかりと上段のキーに指が届いています。クリスタといったお絵かきソフトで使う場合はこのポジションで問題なしですね。
さすがにホコリや異物が入るということはなさそうですが。
性能的にはまずまずですが、少しずつズレてきそうなのが気になるところ。
滑り止めマットを置くだけでも十分かもしれません。
G13と比較
お世話になった左手デバイスであるG13と。液晶が無いだけでなく、パームリストもサイズがかなり異なる故にMH-Deltaはかなりコンパクトな設計になっています。横から見ると、パームレストとキーの深さも異なります。
G13は海のように傾斜がゆるやかですが、MH-Deltaは沼のように一気に深くなっているデザイン。
手前のキーの押しやすさに関わってくる部分なので、ここは個人差が感じられそうです。
接続してみた
接続するにはまずMH Deviceのサイトから専用ソフトをダウンロードしてインストールする必要があります。
何事も事前準備は大事なのです。
ゲーミングデバイスだけど発光部分はここだけ、禁欲ですね。
なお、このLEDは切り替えによって青色と緑色に点灯します。
しかしながら、白色のUSBケーブルが黒デバイス故にやたらと目立ちますね😅
G13の頃とそこまで変わらないですね。元々キーが発光しない仕様なので、お絵描きソフト用ラベルを貼り付けました。
ラベル自体はテンキーの丸型キーに合わせてあるので、キーに合うように端をカットして貼り付け。
G13でのキー割り当てに合わせて貼っていますが、使用率が少ない割り当ては適宜他のに差し替えています。
実際に使ってみて
まず最初に思ったことは、リストレストが小さめかつ傾斜も高めなので、どうしても手首が浮いてしまう点ですね。
手首が浮くというのは、腕の疲労が溜まりやすくなってしまうということだそうなので、まずはここから対策してみることに。
奥行きもちょうどよい感じに収まりました。
ちなみに、マウスの方も新しいリストレストを使用しています。
次に、キーとスイッチの操作性ですが、スティック側の十字キーがとっさに押しにくいといった感じでした。
3つのスイッチはそこまで押しにくいわけでもないですし、その十字キーには頻度が高くないキーを割り当てているのでさほど問題にはならないですが。
20キー右側の十字キーとスイッチは、人差し指で余裕で押せます。
使用している時のデバイスのズレに関してですが、やはり使っていると少しずつズレていくのが気になりました。
やはりここは様子を見つつ完全固定した方が良さそうですね🤔
これまでに発売されたツールに対応しておりキー割当も容易に行えますが、反面インストールには少々苦戦していたり。
いろいろと試行錯誤しつつも最終的なキー割当は以下から。
ホイールは最初はズームイン・アウトに割当でしたが、何かと使いにくいというより液タブのホイールでも同じことができるのでブラシサイズ変更に割当しています。
手のひらツールはスティック押し込みという苦肉の策です😅
キー配置はだいぶ固まってきたとはいえ、ここまで割当数が多いとさらに改良の余地があるのも事実。
その辺りは作業能率を見ながら考えていく所存ですし、もし更新したら追記予定で。
まとめ
以上、MH Device MH-Deltaでした。
2万円弱ながらもキー割当数が40以上とかなり多く、スティックやホイールも完備。
さらに押し込み付十字キーとオプションスイッチとかなり充実。
左手デバイスはテンキーやコントローラーでも代用が可能ですが、ガチで構築するならば間違いなくこれ一択と言っても良いでしょう。
いろいろと割当を変えつつも1ヶ月程使用してきた感想としては、ようやく操作に慣れ始めたといったところですね。
十字キーも駆使する操作はもちろんのこと、G13はキー配置が横に広いというのもあって、MH-Deltaの場合はキーボードと同じキーなので狭めに感じたりするのです。
キーの大きさでここまで変わるのかと思いましたが、キーの大きさが常に一定の分サイズも小型化されているので、使いやすいとしたら断然MH-Deltaになります。
ケーブルの着脱しやすさからメンテナンスも楽なのもポイントですが、ラベルを貼ると洗浄しにくくなるデメリットも😇
なお、G13に関しては、小型家電リサイクルボックスに投函して役目を終えました。
実に10年間お世話になりました🙏
絵描きとして最適解なのはこのデバイスで間違いないと思うので、G13に代わって末永く使っていきます💪