【蓮ノ空】吟子は何故好きになれなかったのか


注意

本記事はネガティブな内容が多少ながら含まれております。

概要

ラブライブ!シリーズに登場するスクールアイドル、もといキャラクターはどれも好きである。
と言っても、箱推しという訳ではなく各グループで一番を推すタイプではあるのだが。

そんな魅力溢れるキャラの中で、追加当時どうしても好きになれなかったキャラが存在した。
いや、存在してしまっていたと言った方が正しいか。

そのキャラとは、『百生吟子』である。





蓮ノ空のキャラ、画風ともに独特性が強くて、他グループとはまた違った魅力を放っている。
なのに、吟子だけは首を傾げてしまっていた。
ただし、あくまで嫌いではなく好きになれない(=好きの要素は少しながら残っている)なので、その点は理解していただきたい。

ちなみに、私が過去に好きになれなかったキャラは、Saint Snowウィーン・マルガレーテであった。
(スクスタに関してはほぼストーリーを追っていないので触れないこととする)
両者とも、前期では相当な嫌味を見せつけていたのに対し、後期及び劇場版では改善されて評価が見直されたパターンである。
特にマルガは3期での活躍が目覚ましく、2期での存在感と失態を償う為に(マルガだけに)性格が角が取れて丸くなったり、笑ってしまう演技もあったりで概ね好評だったりする。

話が逸れたが、ここから吟子に関していろいろと書き綴っていく。


引っかかる点

不満点や批判店ではなく個人的に引っかかる点である。


1. 三船栞子に似ている

シリーズのキャラクターは、どれも既存キャラとは類似しないようにデザインされているのだが。
新メンバー発表後の第一印象がまさにこれだった。

顔だけ見ても髪の長さといい、髪飾りの位置といい、目の開き具合といい、蓮ノ空を知らない人からすれば栞子に見えてもおかしくないと思う。
参考程度に両者をサクッと比較してみても、


栞子吟子
学年1年生1年生※1
身長160162
誕生日10月5日10月20日
シンボルカラー翡翠くすんだ水色(仮)※2
シンボルマークしおり折り鶴
印象大和撫子系大和撫子系
家族の過去姉がスクールアイドル祖母が芸学部※3
スリーサイズ79/56/78※4

※1 103期生以前と同様に進学の可能性あり
※2 配信で正式名称が公表されているそうだが、その時点では既に追っていないので便宜上こう表記する
※3 スクールアイドルクラブの前身とされる
※4 Liella!と同様に非公表



だいたいの点で共通している。

しかも、名前を表記するだけでも似ているとはどういうことだろうか。
その点に関しては、過去に花陽と花丸、果南と果林が経験しているので今更ではあるが。

ちなみに、Aqoursの存在が明らかになった2015年当時、曜と花陽が似ていると一時期騒がれていたらしいが、実際には辛うじて髪型が似ているだけであってすぐ沈静化したとされる。


2. 大和撫子系なのにタメ口

大和撫子系のキャラはだいたい丁寧語である。
シリーズでも数名存在する。

では、吟子はどうなのだろうか。
容姿から大和撫子系なのは明らかなので、丁寧な口調で話しそうではあったのだが……。







タメ口であった。




いや、記憶が確かなら丁寧に話していたはず。
にもかかわらず、ストーリーでは同学年及び花帆には堂々とタメ口で話していることが多いではないか。
容姿端麗で大和撫子なキャラがタメ口なのは前代未聞であり、当時の私としては評価を落とす格好となってしまった。
本当にどうしてこうなった……。
両親の教育がしっかりしていればタメ口は発しないと思うのだが、何か不満でもあったのだろうか。

蓮において丁寧に話すキャラはさやかがいるので、被りを防ぐ的な意味でそうしたのかもしれない。
しかし、μ'sには海未と花陽、虹ヶ咲にはかすみとせつ菜、Liella!には恋と冬毬が丁寧に話すキャラなので、別に二人いてもおかしくはないだろう。

「他のアニメ作品にもそういったキャラがわんさといるのではないか」と思っているが、私はアニメはそこまで観ないタイプなので正直よくわからない。


3. 時折発する謎の言葉

タメ口以外にも、二次創作のイラストや1P漫画において、方言と思しき謎の言葉を発する吟子を稀に見かけることがある。
配信やストーリーでも言っているのではないかと思うが確認不可
果たしてこれは何なのだろうかと思うのだが、もしかすると二次創作においてつけられた設定なのではという疑惑も個人的にはある。

希の関西弁もそんな感じと言えど、謎の言葉に分類されるまでもないだろう。
嵐珠と可可の中国語も立派な言語であるし。

それほどまでに、吟子の謎の言葉は際立っている。
果たして、方言としたら何なのか。何を意味するのか。
謎は深まるばかりである。


4. スクステでの性能

ゲームバランスが不安定とされるデジタルカードゲーム『スクールアイドルステージ』通称スクステ。
既に引退したので軽く説明する形にはなるが、全ての吟子は山札にトークン生成効果持ちという点で共通している。
つまり、初心者を始めとするエンジョイ勢にとってはデッキ水増しと手札事故の原因となってしまうということである。

それでも吟子の性能はまだマシな部類であって、そこまで癖のなく扱いやすい小鈴はそれなりに優秀に対して、みらくらの先輩推しの効果が多く他メンバーに貢献しなかったり、最近はユニコーンガンダムのような効果まで搭載された姫芽という問題児がいるわけだが。


評価点

と、ここまで引っかかってしまった点を紹介したのだが、吟子も吟子で評価できる点はある。

1. 1年生(当時)としては巨乳

このスクショで一目瞭然なのだが、吟子は1年生にしては巨乳なのである。
つまり、大和撫子系のキャラで唯一の巨乳属性持ちということになる。
一応、他グループの1年生でも巨乳のキャラはいるのだが、それを凌駕するほどの大きさと見て間違いないだろう。
ここに来て思わぬ伏兵がやって来たと正直感心した。


2. 栞子達と並べると様になる

当然ながら、他の大和撫子系キャラと並べると相性が良さそうである。






というのも、実際に公式で栞子と吟子のイラストが描き下ろされた程だからだ。
栞子と吟子は名前が似ているというネタで選出したのかもしれないが、同じ大和撫子系だから良しとしよう。
他では共通した仲間が多いのも吟子の強みではないだろうか。


3. タイツ属性が同グループで二人存在

蓮ノ空の制服はスカート丈が長い関係上、だいたい膝下の長さの靴下を着用しているキャラがほとんどだが、吟子は綴理に続いて冬服ではタイツを着用している。
シリーズにおいてタイツ着用キャラが二人存在するのは初である。
タイツ着用キャラは一人だけの法則を、吟子は見事打ち破ったのである。
金沢は北国に位置しており気温も低めなので、タイツ着用者が増えても何の不思議でもあるまい。

しかも、スレンダーな綴理と巨乳な吟子と対称的になっている点も見逃せない。
この二人が登場した配信があるかは定かではないが、いろいろと楽しめそうではある。

なお、ここまで書いておいてタイツではなくニーソではないのかと思う人もいるかもしれないが、大和撫子系がニーソは流石にないだろう。


4. 蓮ノ空で唯一の黒髪

この点は、大和撫子系だから当然であろう。
ダイヤから始まり、栞子→恋→吟子と見事に伝統が守られている。
なお、栞子はダークグリーン寄りの黒髪なのでセーフであるものの、海未に関しては青髪寄りなので対象外とした。
μ'sの中ではにこが黒髪であるし。

しかも、銀髪な綴理と黒髪な吟子と対称的になっている点も見逃せない。
先述のタイツといい、どうして対になってしまうのか。
吟子、なかなか侮れない女である。


最後に

登場した時はどうも好きになれなかった吟子なのだが。

こうして記事を書いているうちにだんだんと評価が見直され、無事に好きになれないから脱却したのであった。
引っかかる点はやはり引っかかってしまうが、評価点を見い出して見たり聞いたりしていけば良いキャラになっていく。
これは他のキャラも同様に言えることである。

結論を言ってしまえば、




見た目は栞子に似てはいるものの、巨乳タイツ属性持ちの珍しいタイプの大和撫子系で意外と潜在能力があり、タメ口も慣れてしまえば意外と悪くないどころか斬新にも感じ、表情も見ていて面白いスルメ系キャラ




ということである。
なんだ、全然好きになれないなんてなかったじゃないか。

とはいえ、この記事に限らず何か気になったことがあれば記事として書き綴っていくのが一番の改善策なのであった。




おわり

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