スクフェスACHM自作コントローラー『YARA*Con』

製作開始から1ヶ月近くを経て、遂に自作コントローラーが完成しました‼️
てはその勇姿をご覧ください‼️

外観


幅50cm×高さ30cm×奥行き28cm
置き場所と木材加工の都合から、被せ型ではなくディスプレイの下に置くタイプ。
ボタンの押しやすさを追求した結果、ACコンパネ並の大きさとなりました。
少しでもメンテナンス性を向上させる為に、高さや奥行きに余裕を持たせたりしています。

側面から。
角度はあえてAC同様の45度で設計。
浅くするとかえって押しにくそうな気がするのです。

赤青ボタンの割り当てをAC準拠にしているので、外付けユニットを急遽追加しました。
サイズが良さげなケースに、Ritaさんの試作の自作コントローラーで余ったボタンを取り付けているお手軽設計。
上から△、OPTIONS、SHAREに割り当ててフラットケーブルで接続しています。
ケースにビス止めも可能ではありますが、取り回しを良くするためにビス止めはしていません。

ケース全体にはリメイクシートを貼り付けて統一感を出していますが、百均の宿命かところどころが剥がれてますね😅

タイトルにある『YARA*Con』の由来ですが、チームYARA*Cが総力を上げて製作した自作コントローラーという意味を込めて名付けました。
メンバーの一人であるRitaさんにはこの場を借りてお礼申し上げます。

コンパネ解説


ボタン45Φ、マイクロスイッチ0.49N、バネ50gというACとは根本的に異なるボタン仕様。
ACでも密度の高い譜面がありますので、軽いのはいいことです。
また、LEDランプ搭載なので写真のように光ります。
ただしAC準拠でボタン全点灯なので押した所が光らないですし、赤青ボタンは決定とキャンセルにしか使用しないので光りません。

コンパネの中央部には方向キーとPSボタンを搭載。
楽曲の選択などを便利にする為に増設しています。
9つのボタンだけだと下と右しか方向キーを使えないので結構煩わしいんですよね。

この配置の元ネタはDDRのX筐体以降に搭載された上下左右と決定ボタン。
X筐体を見ていなかったら思いつかなかったでしょう。
あちらは中央のボタンは角型ですが、スクフェスに合わせるために丸型に。


赤青ボタンの、青は3番と4番の左下に、赤は6番と7番の右下に配置されていますが、ACとは位置が異なります。
理由としては、ボタンの半円状配置をACHM(およびスクフェス)と同じくきれいに半円を描くように配置されていること、特別譜面未収録なので誤爆を防ぐ為にずらして配置したといった感じですね。
ACと家庭用でボタン配置が異なるの、Ritaさんに言われるまで気づきませんでした。


割り当ての仕様

ユニバーサル基板によってボタンの割り当てはACHMのデフォルト設定に合わせて調整されています。
なので、USB接続したら設定を変更せずにプレイできます。
上述通り赤青ボタンはそれぞれ○と×ボタンに割り当てされているのですが、本来は青にSHAREで赤にOPTIONSを割り当てる予定でした。
けれど、今の割り当てで何も苦労することもありませんしむしろ便利に動作しているので、これで正解だと思いましたね。

家庭用故に誤爆あるあるなので、ラベルに割り当てされているボタンを書いて貼り付けを行ないました。
これで操作に戸惑わずに済みます。
ただ、使用したマーカーが銀色でなく白だったのが盲点でしたね。パッケージだと銀色っぽく見えたのに。


試運転してみて

スクフェスACの稼働終了後から数ヶ月が経ち、さらに家庭用の環境でまるっきり変わったというのもあって、初心に帰った気分で低難度をぼちぼちプレイしております。

基板はUniversal Fighting Boardを使用しているので、遅延らしい遅延は一切ありませんでした😉
他アケコンも遅延はほとんどないと思いますが、基板乗っ取りというはんだ付けが必要だったりメンテナンス性に不安が残るのを踏まえても断然こちらの方が高性能です。

ボタンも軽めの調整で押しやすいですが、高難易度に挑むとなるとやはり騒音が懸念されますね。
ゲーセン内だと気にならなかった点が家庭に移ると顕著になるパターンです。
これは他のコントローラーでも同じことが言えます。


実際にAC譜面をプレイしてみましたが、判定調整無しでここまでできるとはすごい。
といっても、数回やり直ししていたりアシストスキルを積んでいたりしていますが。
後はだんだん難易度を上げていっても精度を安定していきたいです。
その前に他社音楽ゲームなブラインド配置に慣れなければですが。

現時点での課題

・静音化
真っ先の課題。
後述もありますが、ボタンを押してみると内部に反響音が意外と響きます。
特に複数のボタンを押すとだいたい60dbを超えるので、部屋が頑丈とはいえ心配です。
なので、すきまパテや吸音材による消音化は最初に行なうべきといえるでしょう。

・アルミ板のネジ止めの強化
実はアルミ板は左右端でしかネジ止めされていなかったり上下の木材の角が斜めでなかったりなので、上下側に隙間が生じています。
その為、隙間から反響音が漏れている気が強いですし、下手したら曲がってしまう可能性も。
解決策として、木工パテを用いて斜めに削った後にネジ止めという方法をとりますが、当然ながらドリルが必須となりますし削りもしっかりとしないと不安定化しそうという。
ある意味ケースにおいて一番の工作どころといえるでしょう。

・ユニバーサル基板接続の強化
現在の基板はソケットピンとジャンパー線で接続しているので、取り回しに難ありで抜けやすいという欠点を抱えています。
今のところプレイ中は問題なしですが、メンテナンス中に誤って抜けたりピンを折ってしまうと再接続が大変なので。
そこで、Ritaさんに頼んで基板のバージョンアップを依頼する事になりました。
バージョンアップ基板はNHコネクタによる接続になるので、抜けにくさと折れにくさは改善されるでしょう。

・押したボタンが光るように回路変更
こちらもユニバーサル基板バージョンアップで対応します。
ボタン全灯だと押し間違いが😅


終わりに

昨年10月に自作計画開始、12月から少しずつ部品を揃えて年末に作成開始、そこから1ヶ月近くを経て無事に形となりました。
同時に年末年始という短期間で完成するものではないと思い知らされました。

基本的に夜や休日にしか時間が取れず、なおかつ電子工作自体がほぼ初経験というのもあり、作成に難儀した時期もありました。
特に基板トラブルが一番大きかったです。
配線ミスだったり完成直前でのピン折れだったりと下手したら立ち直れなさそうな危機でしたからね。

さて、上記の課題がまだまだ残っているのですが、この課題を達成した時に初めて本格的な始動になります。
作成したからにはしっかりと完成させてから動作させたいですからね💪
しかし、基板のバージョンアップに必要な部品が在庫切れが相次いでいて不安でもあります。
他にもRitaさん側で基板実験を行なう予定なので、バージョンアップに至るまでまだまだ時間がかかりそうです。


最終的にはこのようなスタンディングポジションになりました。
やっぱり音楽ゲームはスタンディングしてナンボですね😁




つづく
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