プロカ勢が追いやられているスクフェスACの現状

稼働終了が近づいているにもかかわらずやる気が起きない、というより印刷する行為自体を躊躇っている。
そんなプロカ勢の現状及び悩みについて書いていきます。

プロカ勢とは

読んで字の如く、プロフィールカードの作成をメインとしているプレイヤーの総称です。
『プロカ勢』を用いた称号もいくつか用意されているので、公式用語でもありますね。

実力を伸ばすよりも、プロカを通して撮影の研究やポイントを抑えていくのもプロカ勢の特徴でもあります。
中には、一瞬の隙を逃さぬような撮影テクニックを持っていたり、相当な実力も兼ね備えたプレイヤーも。

プロカ勢の欠点としては、必要なスキルのレベルが最大になって初めてスタートラインに立てるということと、撮影メイン故にものすごくお金がかかるということでしょうか。
その点は、スクフェスACというゲームの仕様上仕方のないことでありますが。

そんなおれもプロカ勢ですが、今日になってそのプレイヤー達がかなり追いやられている状態になっています。
稼働終了が近づくにつれて勢いがなくなっていく、その主な理由を書き連ねていきます。


追いやられの原因

1.フィナーレ分岐の廃止

無印ではフィナーレに突入したか否かによってそのシーンのカメラアングルが分岐していたのですが、NSからは全てフィナーレ非突入のアングルに一本化しています。

つまり、無印で撮影できていたシーンがNSでは撮影不可能になってしまったということです。

フィナーレ突入か否かにかかわらず、アングルはどれも素晴らしい出来が多く、フィナーレ落ちするのも撮影にとっては有効な選択肢の一つとして挙げられていたのですが、一本化してしまった事によって撮影がワンパターンになりがちになった印象です。
それに伴ったのかは定かではないですが、NSにおけるフィナーレ落ちはメリットが無いという事にもなります。

事実、NSロケテストの時点でこの分岐が廃止が決定となっており、多くのプレイヤーを落胆させたのは想像に難くないでしょう。

分岐廃止の原因としては、『3つのグループで2つのカメラアングルのパターンを作成するのは多大な時間と労力を必要とするから』という理由が挙げられそうではあります。
かといって、後述のフィナーレフォーカスも問題点の一つではありますが。
NS稼働、というよりそれのロケテから幅の狭小化が始まったとも言えます。

しかしながら、無印稼働中に開催されていた『Aqours先行体験版』の時点で分岐が存在していたかはわかりません。
さすがに当時は新要素が多かった故に、検証の機会がなかったでしょうし。


2.フィナーレフォーカスの必要性

上述のフィナーレ分岐廃止に伴い実装されたこのフィナーレフォーカスですが、正直プロカ勢には必要性に疑問を感じている人も少なくないと思います。
というのも、内容としては『HRメンバーカード使用時にフィナーレ突入した際に、ラストでメンバーの顔がアップになる』だけという実に誰得なシステムだからです。

この仕様では、分岐の代用としては程遠いですし、公式には『お気に入りのプロカが作成しやすくなります(原文ママ)』と謳っているのですが、これでは撮影失敗時の保険としても効くかすら怪しいレベルです。
それでも、『きっと青春がきこえる』のラストでメンバーの頭頂部がアップになるという、一応のネタにはなり得たのですが(修正済み)。

必要性をどうしてもあげるとするなら、スキレベがそこまで上がってない時に頼るくらいでしょうか。
そしてプロカ勢として遊んでいるうちに必要性を感じなくなるという()

無印で頑張っていたから、決して基盤性能が原因とは言えないと思いますけどね。


3.Aqoursにおけるスキルの少なさ

かれこれ稼働して4年以上が経過したのですが、μ'sに比べてAqoursのスキル数の差が大きいです。
Aqoursで実装されていないスキルを挙げると、

ダンスフォーカス
グラフィティフレーム
花吹雪
無印でのイベント限定スキル全般

一見少ないように見えますが、それでも10種近くが実装されていないという状態です。
やはり、両者ともに同じスキルを実装するとつまらないからというのもありそうですが、

「Aqours楽曲でメンバーがどう動いているか全体を見てみたい」
「Aqoursメンバーのシンボルが降ったら面白そう」

と、思ったあなたは決して間違っていない。

特にステージスキルの少なさは致命的であり、このおかげでステージ演出さえも乏しくなってしまったと思う人もいる程。
事実、1000回称号を狙っていた時にもこの問題点が大きく浮上しており、映えないというつらさを噛み締めながらプレイしていたりも。

追い打ちをかけるかのように、2020年秋ごろにμ'sで新たにスキルが3種追加されました。
最終アプデ直前でも、さらに差が広がってしまったという形となってしまいました。
せめてAqoursでも追加してほしかったという人も少なくないはずです。
Saint Snowに関しては忘れていい


4.スクフェス初出衣装に関する問題

始めに言っておきますが、Aqoursにスクフェス初出衣装が1着もありません。
μ'sに関しても、NS稼働後はスクフェス初出衣装が追加されなかったという憂き目を遭っています。

スクフェスACは言うまでもなく、スクフェスの派生としてのゲームです。
なので、スクフェスで登場した衣装が存在しないとおかしいのです。

無印においては、スクフェス初出衣装が合計7着も追加され、スマホ版スクフェスとの連動イベントもかなり力を入れていました。
特に、スクフェスでのカードを実際にACで印刷できるイベントはある意味画期的だったでしょう。

しかし上述の通り、NS稼働後はスクフェス初出衣装がぱったりと追加されなくなってしまいました。
理由としては、NSでの運営方針にそぐわなかった(=路線変更した)のが考えられますが、疑惑的な点として『スクフェス初出衣装のサイレントなデザイン変更が多く見受けられた為に、運営側(🦀)が怒ったのでは』という理由もありそうです。

モノズに関しては、ブーツのローラースケートが削除。
これは明らかに、ローラー有だと動かしづらいからという変更ですね。
スクスタのハピネスチアガールも同じ変更を受けていますが、これに関してはお咎めなし

ウエディングも肩周りのデザインがモデリングで動かしやすいように変更されています。
あくまで真姫で確認したので、他メンバーは不明ですが

デザイン変更が著しいと思ったのか、HtHと浴衣は『(AC)』表記がされるようになりました。
HtHは見た目がだいぶ変わっているから納得ですが、浴衣の方はいまいちどこが変更されたのかは結局謎のままです。
なお、チャイナとサイバーはパッと見て変更点は、ありませんでした😉

ここまで書いて、追いやられた理由から離れているというより、問題点として書けばよくね❔というようにも思えますが、結論を言うと『スクフェス派生のゲームなのにNSからスクフェス初出衣装が追加されなくて撮影の幅が広がらない』ということです。
Aqoursでもスクフェス部員は良い衣装が多いだけあって非常に残念です。


5.印刷用品の在庫状況があやふや

ある意味、プロカ勢が抱えている最大の懸念。


2020年10月末の最終アプデ、2021年6月末の稼働終了告知を経て、印刷用品の在庫がかなり少なくなっているのではと予想されます。
上記2つの告知の時点で、印刷用品の発注が終了してもおかしくない状況にも感じますし。

事実、印刷用品の在庫が尽きてセンター筐体が稼働停止してからの撤去という店舗も少なくありません。
中には、センター筐体を稼働せずに運用している店舗も見受けられそうですが。

ここで思い出してほしいのが、『スクフェスACはサテライトとセンターが一心同体のゲーム』ということ。
印刷を担うセンター筐体がなければ楽しみが半減以上になるのは事実といえます。

「センター筐体はあと何枚印刷可能なのか」「在庫切れしたら機能停止に追い込まれるのではないか」という恐怖と不安をプロカ勢が背負っているということに。
せめてあと何枚印刷可能という表記さえしていただければありがたいのですが、スクフェスACにそれはない。

まさにロシアンルーレットと言っても過言ではない事態となっています。

稼働終了が近い中、せめて思い出などを印刷したいという気持ちが昂ぶっているのはわかりますが、印刷用品切れというリスクがそれを阻む。
印刷が行なえるゲームでは宿命ともいえるこのリスク、いかにスクフェスACはその影響力が強いかがおわかりいただけるでしょう。

どうしても印刷したいのであれば、最終プレイが近くなった時に賭けに出るしかないと思います。


おわりに

無印の頃は様々なプレイスタイルが確立されていましたが、NS稼働後はそれが狭まってしまったといえます。
むしろ、撮影をメインに楽しむ人向けのアプデ内容すらなかったようにも思えますね。

結論としては、NS稼働時からプロカ勢の立ち位置をわからなくさせた、といった具合でしょう。
特にフィナーレ分岐廃止は致命的ですからね。NSで追加された衣装でそれを楽しめないのは実に痛い。

稼働終了まであと30日を切った状況ですが、印刷に関しては悔いのないように行ないたいものですね。


おわり
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