【リンクラ】リリース3度目の調整について評価してみる
5月末のアップデートと同時に、さらに初期のカードにテコ入れが。
概要
2024年5月初頭、2度目となるカードテキスト調整が実施されて1ヶ月も経たない5月31日。
まさかの『2023年5月に登場した一部カードの性能調整について』が再び実施されることになってしまった。
前回でも十分に調整されてはいたのだが、まだまだ実装当時に調整が甘かったカードも存在していたのは事実。
今回の調整は、その穴を埋めるかのごとく行なわれるのだが、果たしてこちらも汚名を返上することはできるのだろうか。
なお、前回の調整の評価記事は以下。
個別評価
今回調整されるカードの総数は12枚、前回同様に特性のみの変更となる。
※調整前と調整後のテキストはアプリからのお知らせ内の引用。
※筆者が未所持のカードも含まれている為、主に有志のWikiの情報を基に解説することにする。
SR 《Rose Garden 乙宗 梢》
(変更前) 花帆のスキルを使用した後、ドローされる確率が増加する。
(変更後) 花帆のスキルを使用した後、ドローされる確率が増加する。さらに手札にある梢、花帆のスキル1枚につき、手札のこのスキルの消費AP-1。
通称バラ庭。
最早カスレアに近しい変更前から、手札の梢と花帆のカード1枚につき消費APが1減少という特性が追加。
さらに、この特性は自身のカードも含まれるので、結果的にAP4のカードと差し支えないと言っていい。
103期編成だと構築にもよるが消費AP減を活かしやすい反面、104期編成だとちょっと厳しい。
あくまで103期編成における回復係と割り切った方がいいだろう。
UR 《Rose Garden 日野下 花帆》
(変更前) 梢のスキルを使用した後、ドローされる確率が増加する。
(変更後) 梢のスキルを使用した後、ドローされる確率が増加する。さらに手札にある梢、花帆のスキル1枚につき、手札のこのスキルの消費AP-1。
SRバラ庭梢と同じ特性だが、こちらはハートキャプチャ。
つまるところ、ドロー直後から消費AP3で撃つことができ、条件次第ではAP1で撃つことも可能となってしまう。
スキルの性能は《薫風の調べ》とほぼ同じである為に、下手すれば上位互換になりうる性能として調整されてしまったのである。
あちらはセクションを跨ぐと腐ってしまうので、安定性を重視するならばこちらを戦力にする価値は十分にある。
SR 《チェリー♫ピクニック 日野下 花帆》
(変更前) さやかのスキルを使用するたび、手札のこのスキルの消費AP-2。
(変更後) 梢、さやかのスキルを使用するたび、手札のこのスキルの消費AP-2。
通称チェリピ。
変更前から梢が追加されたささやかな調整ではあるが、少しでも消費AP減の条件が追加されただけでも大きい。
花帆にとって梢はいなくてはならない存在なのだ。
SR 《チェリー♫ピクニック 村野 さやか》
(変更前) 綴理のスキルを使用するたび、手札のこのスキルの消費AP-2。
(変更後) 綴理、花帆のスキルを使用するたび、手札のこのスキルの消費AP-2。
変更前から花帆が追加されたささやかな調整ではあるが(ry
こちらはボルテージアップなので、状況に応じて使い分けよう。
UR 《チェリー♫ピクニック 乙宗 梢》
(変更前) フィーバーセクションを除いた1セクション目でドローされる確率が増加する。
(変更後) フィーバーセクションを除いた1セクション目でドローされる確率が増加する。さらに2セクション目までにドローした時、消費APを-3する。
ドリビ梢の超強化により。一層カスレアの風格を増してしまったチェリピ梢。
果たしてどのように強化されるのか期待がかかっていたのだが……。
確かに消費AP-3は強い、しかし2セクションまでにドローした場合という狭すぎる条件つき
という、本当に強化されたのか疑わしいような、微妙な姿をした梢の姿があった。
素でドローしても消費AP4で撃てるのだが、高速化している現環境だと4でも重いと見なされることもしばしば。
これを入れるなら、安定したAPレデュース特性持ちの梢を入れた方が有意義なのは言うまでもない。
ということで結局カスレアであることに変わりはなかった。
UR 《チェリー♫ピクニック 夕霧 綴理》
(変更前) フィーバーセクションを除いた1セクション目でドローされる確率が増加する。
(変更後) フィーバーセクションを除いた1セクション目でドローされる確率が増加する。さらに2セクション目までにドローした時、消費APを-3する。
確かに消費AP-3は強い、しかし2セクションまでにドローした場合という狭すぎる条件つき
という、本当に強化されたのか疑わしいような、微妙な姿をした綴理の姿もあった。
素でドローしても消費AP4で撃てるのだが、高速化している現環境だと4でも重いと見なされることもしばしば。
これを入れるなら、軽く使いやすい綴理を入れた方が有意義なのは言うまでもない。
ということで結局カスレアであることに変わりはなかった。
SR 《Rose Garden 夕霧 綴理》
(変更前) さやかのスキルを使用した後、ドローされる確率が増加する。
(変更後) さやかのスキルを使用した後、ドローされる確率が増加する。さらに手札にある綴理、さやかのスキル1枚につき、手札のこのスキルの消費AP-1。
元はログインボーナスで配布されたカード。
調整が入ったのは後述のさやかとともにこれが初。
調整に関しては基本的にバラ庭梢と花帆に準ずる。
スキルが永続獲得LOVEアップなので、数を揃えて何度でも撃てれば強い。
UR 《Rose Garden 村野 さやか》
(変更前) 綴理のスキルを使用した後、ドローされる確率が増加する。
(変更後) 綴理のスキルを使用した後、ドローされる確率が増加する。さらに手札にある綴理、さやかのスキル1枚につき、手札のこのスキルの消費AP-1。
元はログインボーナスで配布されたカード。
調整に関しては基本的にバラ庭梢と花帆と綴理に(ry
こちらは実質AP3で撃てる時限つき強化型といったところ。
クール属性構築では十分主力になってくれるだろう。
SR 《Tragic Drops 村野 さやか》
(変更前) さやかのスキルを使用した後、ドローされる確率が増加する。
(変更後) さやかのスキルを使用した後、ドローされる確率が増加する。さらにFEVERセクションでドローした時、消費APを-2する。
だから何❔️🙄
と言ってしまえばそれまでという微妙な強化であるが、FEVERセクションが最後まで続く楽曲だとそれなりに強いのは確かである。
通称虎泥。
SR 《Tragic Drops 夕霧 綴理》
(変更前) 綴理のスキルを使用した後、ドローされる確率が増加する。
(変更後) 綴理のスキルを使用した後、ドローされる確率が増加する。さらに2セクション目までにドローした時、消費APを-2する。
虎泥さやかと同様に微妙な強化であるが、FEVERセクションが最後まで続く楽曲だとそれなりに強いのは確かであるが。
ボルテージは10以上は上がらないので、FEVERセクションをもってしてまでそれ以上上げるメリットがあるかは謎。
UR 《Holiday∞Holiday 日野下 花帆》
(変更前) 花帆のスキルを使用した後、ドローされる確率が増加する。
(変更後) 花帆のスキルを使用した後、ドローされる確率が増加し、FEVERセクションでドローした時、消費APを-2する。さらにスキル使用時、APを+1する。
通称ホリホリ。
スキル使用時にAP1回復という特性追加により、普通に撃っても実質AP2、FEVERセクションでドローした時に限り実質AP0で撃つことが可能に。
その性質上、FEVERセクションが最後まで続く楽曲だとかなり強い。
当然『Holiday∞Holiday』もこれに該当する。
UR 《Holiday∞Holiday 乙宗 梢》
(変更前) 梢のスキルを使用した後、ドローされる確率が増加する。
(変更後) 梢のスキルを使用した後、ドローされる確率が増加し、2セクション目までにドローした時、消費APを-2する。さらにスキル使用時、APを+1する。
普通に撃っても実質AP2、条件次第で実質AP0というのはホリホリ花帆と同じ。
しかし、チェリピ同様2セクション目までにドローという厳しい条件があるのが最大の違いであった。お前もか
それでも上述通り、普通に撃っても実用に耐える軽さを持つので、チェリピ梢よりは遥かに扱いやすい。
まとめ
5月初頭と同様、カードに対して大なり小なりの調整が施された今回の調整。
相当に強化されたのは《Rose Garden 日野下 花帆》、調整前とそこまで変わっていないのは《チェリー♫ピクニック 乙宗 梢》と《チェリー♫ピクニック 夕霧 綴理》。
まさか2枚出てしまうとは誰が予想していただろうか。
今回の調整をもって、2023年春に登場したカードの調整は全て完了したのだが、2023年夏は強力なカードが次々と登場した季節でもある。
果たしてそのカード群はドリビ綴理以来の弱体化が施されるのか、それともささやかな強化が施されるのか、はたまた現状維持なのか。
期待と不安がかかるところではある。
おわり