スクフェスACHM自作コンを作る(ケース組み立て・配線編)
基板作成を乗り越え、次はいよいよケース組み立てと配線に入ります。
ケース組み立て
設計図の話
ACと同様の被せ型は置き場所の関係上無理なので、他機種にあるように据え置き型で設計思想を立てました。
メインボタンの上は方向キーとPSボタン。
コンパネだと選曲などがやりづらくなるので、別個で操作ボタンを設けています。
また、メインボタンの配置はACとは異なりきれいな半円を描くように配置。
これにより、赤青ボタンの位置第3ボタンと第7ボタンの対角線上に変化しています。
ACと家庭用でボタン配置が微妙に異なるの、言われるまで知りませんでした。
後面と下部。
マイクロスイッチを使用していたり一番下のボタンを押しやすくする為、高さを設ける必要がありました。
上面。
こちらも配線スペース確保で。
側面図。
角度はAC同様の45°で設計しました。
台湾コンは傾斜がかなり緩いですが、それだと誤爆の可能性が高くなりそうだったので。
実際に組み立て
MDF材製のフレーム部。
本来は機械用ケースを用いて作成する予定でしたが、条件に合わず高価故に難儀していました。
そんな中、MDF材で自作コントローラーを作成する動画を発見、MDF材なら安価で加工がしやすそうということで全てオーダーメイドで加工してくださいました。
写真にはないですが、ネジ穴もしっかり開けておられます。
コンパネはアルミ板を使用。
騒音対策的にMDF材の方が良かったのですが、厚みがある故に細かい加工が難しそうだった為に加工が容易なアルミ板の採用となりました。
しかしながら、Ritaさんによる加工中に加工工具が故障したりとハプニングに見舞われましたが、なんとか昨年末までには到着。
ある意味自作コントローラーで一番時間がかかっている部分と言えます。
仮組みしてみました。
アルミ板とMDF材は小さいネジで左右に固定されているので、上下の部分に不安が残っていますね。ここをどう対策していくか。
ケーブルが多すぎて何のボタンか分からなくなるので、目印をつけておきます。
この限られたスペースで配線作業をしていきます。
基盤・ケーブル配線
前回の通り、ケース組み立てからの基盤作成後にトラブルが発生といろいろありましたが、基盤手直し後に最終工程であるケーブル配線を行ないました。
ジャンパー線のピンが長くてソケットから抜けやすかったので、ソケットに挿す側のピンを半分にカットしています。
ユニバーサル基盤をジャンパー線介してUFBに接続。
本当にジャンパー線の取り回しには苦戦しています。
延長も難しそうですし。
基盤をビス止めからの貼り付け。
ケーブルの長さもありますし、ここの位置取りが難しいのです。
一旦コンパネを取り外してからのボタン取り付けと配線。
ボタン数が多いので、何のボタン割り当てがされているか把握しないと大変です。
ここからが地獄の配線作業。
ケース内は薄暗いのでライトで照らしルーペで拡大しながらの細かい作業となりました。
配線完了寸前で赤ボタンのケーブルの長さが足りなくて新規に作り直したり、ソケットピンを折って絶望感の中で何とか対策を講じて復帰したりとハプニングに見舞われました。
特にソケットピン折りは本当にやばかったです。下手したら全てが水の泡になるところでした。
ピン折りからの復帰に関してですが、折ったピン跡の下の穴にジャンパー線をそのまま通してはんだ付け&はんだブリッジという、応急処置ながらの方法。
場合によってはこちらの方が楽ではあるのですが、配線を間違えた時の修正が困難というデメリットもあります。
ケーブルが多すぎて何のボタンか分からなくなるので、目印をつけておきます。
その後もピン抜けと格闘しつつも、遂に配線が完了しました‼
なお、配線が完了したのは1月23日だったのですが、その日はほぼ一日中の作業となってしまいました。
外観を変えたい
配線と順序が前後してしまいましたが。
フレームがMDF材、コンパネがアルミ板と材質が異なるので、統一感をもたせるべくリメイクシートを貼り付けることに。
当初はホワイトカラーを貼る予定でしたが、調べてみるとダイソーでカーボン調のリメイクシートが販売されているのを知ったので、頑張って探し回りました。
結果、マルナカ西宮内のダイソーでようやく発見、即確保。
それ以外のダイソーに行っても販売されていなかったのを見るに、意外と人気の柄なのかもしれません。
まずはコンパネ部に貼り付け。
素の状態だと映り込みが激しかったりバリが残っている箇所があって危ないので、バリから保護する役割もあります。
裏側も返しをつけて剥がれにくくしてあります。
省略しましたが、フレーム部にも貼り付け。
結構使いそうと思って3セットは確保したのですが、実質2セットで足りてしまい苦笑しました😅
側面もバッチリ。
こちらは一旦ビス止めを外してから貼り付けるのでそこそこ面倒でした。
そして完成へ
最終関門の配線が完了し、PCによる動作確認を経て長い旅がようやく完結しました‼
まだ撮り足りない写真及び動画があるので、いつ完成記事を公開するかは不確定ですが、気長にお待ちいただければと思います🙆♀️
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