【リンクラ】104期生URを個別評価したい

初めて追加された104期生のURは、果たして性能的にどうなのだろうか。

概要

2024年4月13日から4月30日まで『104期生登場ガチャ』が実施され、さらにログインボーナスで『104期生URセレクトチケット』が配布された為に、誰を選べばいいか迷っている人も多いのではないだろうか。
そこで、本記事ではこの度実装されたDream Believersの104期生3名のスペックについて解説していくことにしよう。
リリース当初の6人から(実装当時としては)高性能だった故、期待がかかるところではあるのだが……。
果たして、104期生版デッキ構築の足がかりになるのかどうか。

カード個別評価

ここからは、ガチャで閲覧できるカード詳細画像を見ながら評価していく。
ステータスに関する注意点に関しては、画像下に書いてある通り。
なお、以下の評価はあくまで個人による評価である。


百生吟子

スリーズブーケとしては珍しいトリックスターでメロウムード持ちの吟子。
スペシャルアピール(通称SA。ライブ中に一度だけ発動できる強力なスキル。センターの時に使用可能)『アトラクトゲイン』はなんとAP0で撃てるのが特徴。
獲得LOVE(ざっくり言えばスコア)の永続アップだけでなく、AP(スキル発動に必要なポイント)3回復という効果も見逃せない。
序盤から撃ってもよし、攻撃の手が止まりそうになった時に撃ってもよしと、あらゆる局面で対応できるSAといえる。

スキルはドレスカード(という名のトークン)をデッキに2枚混入するという『ドレス(Dream Believers)』
名前そのまんまである
過去に実装された《悠久の舞踏会 大沢瑠璃乃》のSAを一回りほど小さくしたスキルである。
そのトークン、ボルテージ(上昇するとハートの質が上がる)アップとLOVEアップの2種類のみで、舞踏会瑠璃乃に存在したメンタル回復が存在せず、完全に攻撃に特化したトークン生成となっている。
消費APが少なく撃ちやすいメリットはあれど、デッキに混入というプロセスのおかげで、デッキの回転率が悪くなりやすいというデメリットも。

特性は、『3セクション目までにドローした時、消費AP-3』という『アーリードロー:APレデュース』
フィーバーセクション(楽曲に1つだけ存在する、獲得LOVEが稼ぎやすくなるセクション)はだいたいセクション4~5に存在する関係上、ここぞという時に役立たずになってしまう。




3セクション目までに活躍できればと思いがちだが、スキルによって足を引っ張ってしまいやすく、4セクション目以降に手札に来てしまったら手札リセットを撃たない限り間違いなく事故要因となってしまう。
総じて、SAはそれなりに優秀であれど、スキルと特性が微妙という何とも中途半端なURとなってしまった。




せっかく新年度のストーリー1話ではいい活躍を見せていたのに、これは浮かばれない。



徒町小鈴


パフォーマーでハッピーな小鈴。


SAは最大値13%分(Lv14時)のメンタルダメージを無効化する『メンタルプロテクト』
一度発動すれば永続なので、最初から撃っていけるのが強み。

スキルはハート獲得、条件付きで獲得LOVEが増加する『ブレイブアトラクション』
獲得LOVE追加の条件はメンタル50%以下とややピンチな状況である為、発動できる機会は限定される。
メンタル減少がえげつないライブグランプリCコースでは発動しやすくなると思うのだが、発動以前に窮地に立たされることもあり得るのがもどかしいところ。
それでも、ハート獲得スキルはスクステにおいて攻撃の要である為、それだけの為に使っていくのも悪くない。

特性はスキルはを撃つたびに消費APが1ずつ減少する『アキュームレート』
本リリース当初に猛威を奮った末に唯一調整された《Dream Believers 夕霧綴理》と同じ特性である。
故に、使えば使うほど少ないAPでハートが溢れかえるというアタッカーと化す可能性を秘めているのだ。
ただし、こちらはスキルの消費APが5なので、本領を発揮するには相当なAPが必要になると思われた。



しかし、卒業した優秀なるUR沙知先輩のサポートをもってすれば、初回はAP2、2回目はAP1で撃ててしまう。
この沙知先輩、3回スキルを撃てばデッキから"卒業"してしまうが、デッキ圧縮に貢献してくれるし消費APはしっかり減っているので、偉大なる先輩として十分な仕事を果たしたといえるだろう。
ただし、沙知先輩は104期生の枠に投入することは不可能なので注意。
その為、既存の先輩方の枠をお借りすることになるのだが、どの枠に投入するかはよく考えること。


▲事実を知った小鈴


総じて、単体だと使いづらいが、沙知先輩の力を借りれば一気に戦力となるUR。
小鈴のチャレンジ精神とは程遠い運用ではあるが、少しでも先輩に貢献するという精神があるだけでも良し。

安養寺姫芽

ムードメーカーでニュートラルな姫芽。

SAはボルテージアップと永続的に手札上限1枚増加の『エクステボルテージ』
セクション中に限って手札上限増加のSAやスキルはそれなりにあれど、永続というのは極めて貴重。
というのも、スクステは手札が極めて重要なので、1枚の上限増加でも十分立ち回りの向上が見込める。
消費APは4とやや高めだが、最初から撃つ価値は十分にあるだろう。
もちろん、ボルテージアップも単純ながら強力。

スキルはみらくらメンバーの使用するハート獲得効果を大幅に増加する『ハートブースト:みらくらぱーく!』
実装時点では姫芽のカードプールが貧弱な為、基本的に先輩である瑠璃乃と慈に任せることになるのだが。
瑠璃乃に関しては、手札所持で手札上限3枚増加の特性持ちである《夏めきペイン》が必須級(一応手札リセットと引き換えにハート獲得スキル持ちだが)なので、残り1枠に何を入れるか迷うところ。
この辺りは自身の所持カードと相談か。
慈に関してはも、万能型ハート獲得効果増加スキル持ちである《喫茶ハスノソラ》が必須級である為、こちらも1枠に絞られてしまう。
その1枠もメンタルが高いほど低APで撃てる《ツバサ・ラ・リベルテ》が候補だが、ライブグランプリ報酬故に現在では入手不可能。
安定して入手できるなら《アイデンティティ》がいいかもしれない。
ただし、消費APに関しては6と重いので、後述の特性でどうにかする必要がある。

特性は手札のみらくらメンバーのカード1枚につき、このカードの消費APが-1される『APレデュース:みらくらぱーく!』
上述した夏めき瑠璃乃と喫茶慈はだいたい手札にキープできているので、基本的にはAP4で撃てる計算だが、もしハート獲得持ちが存在すれば更に軽くなる可能性はある。
ただ、そのコンボ前提とした構築となると手札事故率も大きく跳ね上がる点には留意すること。
狙おうとして窮地に立たされてはどうしようもない。

総じて、吟子よりは使いやすくはあるものの、消費APが軽い喫茶慈で事足りてしまうこともしばしば。
姫芽にも強力なスキルや特性持ちが実装されれば化けるかもしれない。


強いのは確かなのだが、編成変更の煽りを受けたり競合相手が悪かったりと不遇な気がする……。


総評

どのメンバーも個性的かつ尖った、悪く言えば中途半端な性能と言わざるを得ない。
綴理の件を顧みると、どうもDream BelieversのURはバランス調整に慎重な印象がする。

もし、性能重視でURをピックするのであれば、条件次第で相当な爆発力が期待できる小鈴が良いだろう。
けれど、104期生に推しがいるのであればそれをピックするのが正しい楽しみ方であろう。
そのカードがいずれ化けることを信じて……。



ただ、記事を書いた時点では104期生がセンターの楽曲は存在しないのであった。
なんというオチ



おわり
Next Post Previous Post